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アイアンドシー・クルーズ、産業用太陽光 見積りサイト開設

太陽光発電システムの一括見積りサイトを運営するアイアンドシー・クルーズ(東京都港区、上村一行社長)は、今年7月より産業用太陽光発電の一括見積りサイトを開設した。

同サイトは、エンドユーザーからの見積り依頼を、同社による確認を経て販売店複数社に紹介するもので、販売店とユーザーとを繋ぐ役割を担う。現在、加盟店は約30社、月間見積り件数は約100件に上っている。

出力50kW未満の案件の場合、手数料は1件紹介につき1万円とし、販売店として加盟するには10kW以上の施工実績が必須条件となる。50kW以上の場合は、手数料は成果報酬の3%、加盟には50kW以上の案件の施工実績が必要で、現地調査できるエリアの販売店のみが登録できる仕組みになっている。

同社は、2010年3月より太陽光発電システム一括見積りサイト『グリーンエネルギーナビ』を開設、住宅用太陽光発電システムの見積りを行ってきた。12年7月末現在、登録販売店は約320社、見積り依頼数は月間約2000名に達している。手数料は、1件紹介につき5000円。エリアやメーカー、屋根形状の指定のほか、希望数に応じた紹介を受けることもできる。

住宅用太陽光発電システムの販売店としての登録には、2年以上の販売経験者の在籍や、補助金対象内の価格での販売など条件が設けられている。佐藤真治取締役は「当サイトはユーザーが良い販売店と出会えるいわばプラットフォーム。口コミ評価機能もあり、販売店が選別される仕組みとなっている」と語る。ヤフージャパンや価格ドットコムと提携するなど、プロモーション活動にも力を入れている。

また、今年4月からは商社として太陽光発電システムや蓄電池の卸販売を開始。7月には蓄電池の一括見積りサイトも開設するなど、新たな取り組みを進める。佐藤取締役は「今後さらに、新エネルギー関連の見積りサービスを提供していきたい。中立的な立場として、マッチング事業なども行っていければ」と意気込む。

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