auリニューアブルエナジー 太陽光発電所開発でEPC企業らと協定締結
KDDIの再生可能エネルギー発電子会社、auリニューアブルエナジー(東京都千代田区、鈴木吾朗社長)は2024年10月31日、グループ内でEPC事業なども展開する不動産仲介のオーキットと太陽光発電所の開発で業務提携を結んだ。再エネ電源開発を加速させる狙いだ。
同社は、オーキットのグループ企業でEPC企業のウエスタと、〝非FIT〟太陽光発電所を開発する。今回の業務提携のほかに、10社程と協業し、再エネ電源の開発を加速させていく。
同社はKDDIグループの脱炭素化に向け、再エネ電源を開発し、基地局やデータセンターへ再エネ電力を供給していく。同社の鈴木社長は、「非FIT太陽光発電所の開発に向け、スピード感が必要だと実感した。開発量を確保するため、引き続き、協業先を増やしていく」と話す。
同社は23年4月に事業を開始し、東京電力管内を中心に太陽光発電所を開発してきた。24年度までに出力換算で約100MWに達する見込みだ。
なお、同社とKDDIらは24年11月に群馬県とPPA(電力売買契約を)を締結した。PPA方式で県有施設へ太陽光発電設備を設置する。
鈴木社長は、「太陽光発電所の開発適地が限られているため、営農用太陽光事業に参入したい。KDDIグループの脱炭素化だけでなく、群馬県のPPA事業にも注力し、脱炭素化に貢献していくつもりだ」と展望を述べた。