大和電機、出力1MW やまとソーラープラント伊集院完成へ
7月下旬、鹿児島県日置市に1MWのメガソーラーが完成した。住宅用太陽光発電の販売を手がけてきた大和電機(鹿児島県霧島市、岩﨑一美社長)が建設したやまとソーラープラント伊集院だ。シャープ製モジュールを調達、設計から施工まですべて自社で担い、架台は地元企業と組んでスクリュー工法を採用した。
およそ3億円を投じた発電所は、EPC(設計・調達・施工)事業の本格展開に際し、パワーコンディショナや架台工法などの見極めも含めた象徴的なプラントとなる。
岩﨑一美社長は「EPCへの事業参入を明らかにしてから、県内だけでも20件以上の案件がきた。送電網や地目、ファイナンスなどいくつかクリアすべき課題もあるが、EPCとしてひとつ一つ仕上げたい」と語る。
さらに「自社運営のメガソーラー発電所もあと5~6ヶ所は建設したい。今年度内にも3~4ヶ所は実現のメドをつけられれば」と明かす。
メガソーラーが次々と稼働を迎えた今夏、全国ではすでに100ヶ所もの建設が進むというが、鹿児島だけでもすでに9ヶ所を数える。
豊富な日射量と全量買取り制度の追い風を受け、全国でも有数な発電地域になりそうだ。