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ヒロトモエナジー、今期売上20%減も来期上昇へ

産業用PV(太陽光発電)システムインテグレータのヒロトモエナジー(兵庫県尼崎市、広田直樹社長)は今年6月期決算の売上高が前期比20%減の4億円規模で推移する見通しだ。FIT(全量買取り式の固定価格買取り制度)運用前の買い控えの影響で、受注が低迷した。ただ来期は大幅に伸びる見通しだ。

産業用PV市場は11年度、大幅に落ち込んだ。FIT導入への移行期間とし、国は産業用PV向けの補助金を停止。売上高が半減したシステムインテグレータも少なくなかった。同社も例外ではなく、影響を受けたが、自家消費を目的にPVを導入する顧客層を中心に案件を手掛け、落ち込みを20%程度に抑えた。

広田社長は、「今期は厳しい状況が続いたが、今FITの関連で引き合いは前年の2〜3倍に増えている。来期の受注量は5MW規模になる見込みだ」としている。

同社は05年設立。一貫して産業用システムインテグレータとして事業を展開。今年2月には国際認証機関のテュフ・ラインランドから国内で初めて施工認証を取得した。

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