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ダイヤモンド電機、住宅用パワコンJET認証取得

8月から量産へ

自動車用点火コイル及び空調機器用制御機器メーカーのダイヤモンド電機(大阪市淀川区、池永重彦社長)は、住宅用パワーコンディショナを開発し、2012年3月にJET認証を取得した。今年8月頃までに量産体制の確立を目指している。

同社製パワコンは単相4.5kWタイプで、屋内設置型。最大変換効率は95%である。サイズはW450×H280×D135mm。1.5kWの自立運転機能も搭載している。

電子機器事業本部の加納健治執行役員電子機器事業部長は、「年々、太陽電池モジュールの出力が上昇しており、それに対応すべく4.5kWタイプを開発した。まずは着実に市場で実績を残していきたい」と話す。

今後については、「住宅用パワコンのラインナップを強化していく」とし、将来的には新エネルギー関連で複合的な機能を搭載した製品の開発も視野に入れる。

同社は09年頃から太陽光発電用パワコンの開発を開始。もともとインバータ技術を有しており、特に小型インバータは、大手空調機器メーカーへ約25年間供給した実績を持つ。現在、すべて鳥取工場で生産しているが、営業拠点は中国にも構えており、「チャンスがあれば海外展開も検討したい」としている。

加納電子機器事業部長

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