日本グリーンパックス、韓ハンソル製モジュール販売開始
JET認証取得
環境商社の日本グリーンパックス(京都府長岡京市、山中利一社長)は、昨年末に韓ハンソルテクニクスとモジュールの国内代理販売を行うことで合意、同モジュールの販売を開始する。4月末にはJET認証を取得し、現在J-PEC認証を申請中。夏頃には住宅分野で、同モジュールの本格販売を開始する見通しだ。
同社が販売予定の住宅用PVシステムは、ハンソル製単結晶シリコン型モジュール250Wと、安川電機製パワーコンディショナ、日圧商事製架台などで構成される。産業用では、システムインテグレータ数社と協力した提案活動も行っている。
ハンソル製モジュールの特徴について、官公庁事業部の綾部英寿事業部長は、「技術力が高い韓国製であるということ、ハンソルグループという会社の信頼性の高さ、日韓液晶メーカー大手のOEMをしているハンソルテクニクスの技術力、インゴット・ウエハも自社生産していることなどだ」と述べる。
同社の事業の中心は、官公庁向けのごみ有料化事業のサポートなど官公庁事業、LEDやエコ建材などエコビジネス事業、自社製品の通販などホームプロダクツ事業の3つ。環境関連製品を取り扱うなかでPVシステムの販売に着手、官公庁向けに産業用の販売実績を残していた。
綾部事業部長は「後発組として、国内メーカーの代理店として参入しても難しいと考えた。そこで、日本市場への進出を検討し、PV事業を拡大していく方針を取っていたハンソルを選定した」と語る。今年の販売目標は3〜6MWとし、まずは自社ビルに設置するほか、福島の自社遊休地約1600坪への導入も検討している。
なお同社は、環境商社として、プラスティック擬木などエコ建材や自社ブランドの蓄電池も揃えている。今年1月に正式販売を開始した鉛蓄電池はリユースバッテリーを採用、蓄電池容量は7.2kWhを中心に、3.6kWhや4.8kWhにも対応できるとしている。