横浜環境デザイン、陸屋根架台 メーカーに続々採用
横浜市の販売・施工店である横浜環境デザイン(横浜市都筑区、池田真樹社長)は、自社製の陸屋根用架台の販売を強めている。2011年12月からは住宅用PVシステムメーカーへの供給も開始、今年は産業用分野にも拡販していく構えである。
同社は、09年より陸屋根用架台の製作を開始、産業用では大手国内メーカーへの供給実績を持つ。11年9月からは住宅用でも展開、12月以降、Qセルズやグリッド製システムに採用されている。今年4月からは、ソーラーフロンティア製住宅用システムにおいても、陸屋根が多い沖縄向けの専用架台として採用された。
同社製架台はスチール製とステンレス(SUS)製の2種類。スチール製架台の特長は、オーダーメイド品でも、量産品よりも低価格を実現するなど、コスト競争力がある点。池田真樹社長は、「一般的な陸屋根用架台よりも2〜3割のコスト低減が可能だ」と語る。
一方、SUS製架台の特長もスチール製並みの価格を実現していること。同社によると、一般的に架台はアルミ製が最も低廉で、スチール、特殊スチール、SUSの順で割高になるという。「強度などを検討した結果、SUSのまま、特殊スチール製よりもローコストにしたいと考えた」としている。
これら架台は、システムメーカーや商社、システムインテグレータにも提案していく方針だ。「見た目はオーソドックスだが、細部にこだわりを持った架台。施工会社が組みやすいものになっている」と述べる。
また、同社は全国施工ネットワークの構築を進めており、全国網構築へ向け、協力会社の募集もしている。DMMエナジーが運営し、同社が施工で参加する屋根貸事業の「DMMソーラー」についても施工ネットワークを活用していく構えだ。