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グリーンテック、今期売上150億円見込 1.5倍大幅増収

住宅用PVシステム卸販売大手のグリーンテック(京都市中京区、川勝一司社長)は、今年5月期決算で、売上高が対前期比1.5倍増の150億円規模を見込んでいる。当初の予想を下回るものの、住宅用PVシステムの販売は好調で大幅な増収となる模様だ。来期は売上高300億円を目指す。

同社は、住宅用PVシステムの販売件数を昨年から大幅に伸ばしている。全国に拠点を開設し、営業を強化、販売件数はすでに月間1200件ペースに達しており、来期はさらに伸びる勢いだ。

さらに、産業用SI(システムインテグレーション)事業に力を入れている。FIT(全量買取り式の固定価格買取り制度)に合わせて、すでに産業用PV分野へ展開しており、モジュールやパワーコンディショナなどを海外から調達。特に、独自開発したボルトレス架台と嵌め込み式モジュールを組み合わせてメガソーラー建設にも参入する。

川勝社長は、「産業用分野において、施工の合理化が図られる架台は当社の強みのひとつ。発電規模1MWのPV発電所の建設は、配線接続まで含めて最短約2週間で完成させることができる」としている。

グリーンテックは01年の設立後、住宅用PVシステムの卸販売で事業を拡大。扱うシステムは三菱電機、カナディアン・ソーラー、東芝の製品で、販売店数は約1千社に上る。

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