ソプレイエナジー、「日本で最大100MWのモジュール拠点を構築する」
11年モジュール出荷量220MW
一方、11年のモジュール出荷量は220MWに、売上高は15億人民元(約198億円)となった。12年は生産能力500MW、販売量400MWを目指す。将来的には1GWのモジュール体制を構築する構えだ。ただし、ユウ総経理は世界概況について「11年のマーケット規模は推定26GW。だが、12年は欧州危機やEU各国でのタリフ減額を鑑みても、欧州市場の成長は終焉を迎えているでは」。
直近のモジュール市況について多結晶モジュールならば0.85〜0.9ドル/Wとの認識を示したが、日本円換算で70円の世界だ。
「価格は下げ止まり感もあるが、淘汰の波は中国にも押し寄せ、大手モジュールメーカーであっても20%に倒産リスクがある。実際、セルや装置・材料メーカーの20%が倒産したとの統計もある」という。
ではどの市場がリカバーするのか。「やはり日・中・東南アジア、米国でしょう。なかでも中国の成長率は非常に高い。12年は2.5GWに達し、今後5年以内には15GWまで増加するだろう」と驚異的な成長性を予測する。
実際、12年のメガソーラー開発に対する申請数が、中国国家発展改革委員会の想定量を遥かに上回り、5GWを超えたとの観測もある。予算額の膨張を恐れた発展改革委員会では、急遽、金太陽プロジェクト等の補助金額を切り下げに走ったという。それでも、今年の導入量は2.5〜3GWが予想されている。
最後にユウ総経理は「今期の日本での販売目標ですか?50MWを目指したいですよね」と笑顔で答えた。