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太陽光サポートセンター、初年度メンテナンス契約1万件へ

エネルギー商社のシナネン(本社・東京都港区、鈴木弘行社長)の100%子会社で、PV(太陽光発電)メンテナンス専門会社の太陽光サポートセンター(本社・東京都港区、川名英二社長)は、設立1年目にして約50社とメンテナンス契約を結び、住宅用PVシステムごとの契約数は1万件に上る見込みだ。来期はさらに契約数を伸ばす勢いである。

同社のメンテナンスは、環境に優しいシャボン玉石けんを用いたモジュールの表面洗浄、設置状況や接続状況など各種点検、日射計及びIVカーブトレーサーを使用した発電量計測、10年間の発電データの確認・管理、コールセンターによる対応を行う。10年一括契約で、定期点検は1、5、9年目に実施。初年度は新規ユーザーを対象に、販売店やシステムメーカーに提案してきた。

12年度について川名英二社長は、「大手電機メーカーのグループ企業とも提携し、さらに全国均一なレベルでのメンテナンスを実施していく」とした上で、「新しいメニューも追加していく」と語る。

具体的には、まず既存ユーザーへの対応。「販売店がすでに撤退しているなど不安を抱えているユーザーも多い。その受け皿になれれば」と説明する。続いてメーカー10年保証の延長保証とメンテナンス。これについては保険会社や保証会社とスキームを作成していく。そして屋根の雨漏り診断も行っていくとしている。

なおこれらメンテナンス事業では、東洋メカジェニック工業(本社・東京都千代田区)の「PVクリーンサービス」とも協力している。

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