ユーラス 再エネ発電所の有人監視開始
ユーラスエナジーホールディングス100%子会社のユーラステクニカルサービス(東京都港区、諏訪部哲也社長)は2024年11月20日、太陽光発電所や風力発電所を24時間監視するサービスの提供を開始した。発電事業者やO&M(管理・保守)業者に提案していく。
同社は、24時間365日体制で太陽光発電所や風力発電所を監視する。専属の監視員が防犯カメラによる目視確認を行い、異常が生じた際は緊急連絡する。サービスによっては、遠隔監視や緊急連絡対応に加え、出力抑制対応や運転保守を代行する場合もある。顧客の要望に応じて最適なサービスを提案し、再生可能エネルギー発電所の安定稼働を支援する。
同社は14年に集中監視センターを設立し、一元化した監視操作システムでユーラスグループの風力発電所を監視してきた。24年8月からは太陽光発電所の監視も受託している。
ユーラステクニカルサービス操業分析・改善部の犬童健太郎部長は、「発電事業者やO&M業者から依頼が増えてきた。ノウハウを活かして発電所の監視業務を請け負っていく」と述べる。
同社操業分析・改善部24時間集中監視センター管理運営の重岡俊輔データエンジニアは、「逸失損益の低減やO&M業者の負担を減らしつつ、再エネ発電所の安全稼働に寄与したい」と語る。
なお、ユーラスエナジーホールディングスは25年4月にテラスエナジーと経営統合する予定だ。