TCLソーラー 両面発電パネル4種発売
日本市場へ本格参入
太陽光パネル製造の中・TCLソーラーはこのほど、n型単結晶の両面受光パネルを4種類発売した。日本市場に本格参入し、EPC(設計・調達・建設)企業や商社、販売会社へ拡販していく構えだ。
同社は日本市場向けの太陽光パネルとして、受光面の配線と電極を全て裏面に配置するバックコンタクト技術を導入した製品と、トップコン技術を導入した異なるサイズの製品を用意した。
トップコン技術を導入した製品は3種類で、変換効率22.8%の出力455W品と、23.4%の605W品、23.2%の730W品。バックコンタクト技術を導入した製品は変換効率24.6%の出力665W品だ。同社はいずれの製品にも15年の製品保証と30年の出力保証を付与する。
同社はこれまで中国国内で販売してきたが、今後は日本や欧州に出荷していく考えで、同社の張迪グローバルストラテジックマーケティング統括責任者は、「2025年は海外進出の元年で、まずは日本市場に参入した。これを機に複数の地域にもパネルを出荷していく」としたうえで、「当社の高出力製品は、設置場所に制約のある日本に向くはずだ」と述べた。
同社は15年設立の太陽光パネルメーカー。現在、日本法人の設立に向けて準備を進めている模様だ。︎
同社の張迪グローバルストラテジックマーケティング統括責任者