ラプラス、定額監視パッケージ発売
低圧1基月額3000円から
発電量監視装置開発のラプラス・システム(京都市伏見区、堀井雅行社長)が今年1月に新サービスを始めた。低圧太陽光発電所1基あたり月3000円から発電量監視装置を提供する。稼働済み案件の需要を掘り起こす考えだ。
定額利用の場合も販売している製品と同様に、PCS(パワーコンディショナ)単位での出力の把握、電圧や電流の測定、出力抑制への対応などが可能な監視装置を提供する。月額料金には通信料を含むが、設置工事は顧客に求める。高圧太陽光発電所以上の案件はサービスの提供対象から除く。
定額監視パッケージの発売を機に稼働済み低圧案件の需要の掘り起こしを狙う。稼働から数年が経過した低圧太陽光発電所を保有する発電事業者は、監視装置の導入費の負担を躊躇う場合が多いと判断し、初期負担がない定額制商品を発売した。
最低利用期間は1年に設定した。月100件の契約を目標に掲げている。
同社は今年6月に創業30周年を迎える。2020年3月期は21~22億円の売上げを見込んでいる。