サニックスら 大ガス子会社と業務提携
サニックスは2025年3月7日、子会社のサニックスエンジニアリング(福岡市、梅田幸治社長)と大阪ガス子会社のダイガスエナジー(大阪市、福谷博善社長)の3社で業務提携を交わした。法人向け太陽光関連事業などで連携し、業績の拡大に繋げる狙いだ。
法人向けの太陽光発電設備の施工で3万件の実績を持つサニックスグループは、法人向けオンサイト太陽光発電設備の提案に力を入れている。オンサイトPPA(電力売買契約)事業を展開するダイガスエナジーと連携して、法人向けの販路拡大を狙う。
サニックスは、産業廃棄物の再資源化や廃プラスチック再生燃料の発電事業なども手掛けている。食物残渣由来のバイオガス発電や水処理システムなども提供するダイガスエナジーと組めば、太陽光関連以外でも業容の拡大が望めそうだ。
サニックスエンジニアリングの島田教全事業統括部長は、「今回の業務提携を機にオンサイトPPAの受注獲得に繋げたい」と意気込む。
なお、サニックスは25年10月、子会社のサニックス資源開発グループに資源循環事業を譲渡する予定だ。
写真は締結式の様子。左からダイガスエナジーの福谷博善社長とサニックスの宗政寛社長、サニックスエンジニアリングの梅田幸治社長