サンヴィレッジ、サングロウと系統用蓄電設備の調達で合意
高圧蓄電所向け50万kWh
調印後に握手するサンヴィレッジの三村挑嗣社長(左)とサングロウジャパンの唐晨カントリーマネージャー
太陽光発電のEPC(設計・調達・建設)を手掛けるサンヴィレッジ(栃木県足利市、三村挑嗣社長)は2025年2月21日、PCS(パワーコンディショナ)大手の中・サングロウパワーサプライの日本法人と蓄電設備の調達に関する合意書を交わした。サンヴィレッジは開発する高圧蓄電所の一部にサングロウの蓄電設備を採用する。
サンヴィレッジは、サングロウの日本法人、サングロウジャパンから合計50万kWhに及ぶ系統用蓄電所向けの蓄電設備を購入する。コンテナ型とキャビネット型の2種類の蓄電設備を採用し、6月から順次設置する予定だ。
サンヴィレッジはここ数年、〝非FIT〟太陽光発電所だけでなく、高圧蓄電所の開発も加速させており、全国250ヵ所の開発を目指している。今回の合意によって、少なくとも60~70ヵ所にサングロウ製の蓄電設備を採用する模様だ。
サンヴィレッジの武田一夫専務取締役は、「蓄電設備の品質や価格競争力、稼働後の保守体制などを評価し、今回の合意に至った。重要な協業先の1社として連携を深めていきたい」と語る。
サンヴィレッジはサングロウジャパンと蓄電設備の調達で合意。3月21日に都内で調印式を開催した。