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グローバルキャスト、HEMS発売

エネルギー営業部の高倉啓志SM

太陽光発電設備などの販売を行うグローバルキャスト(名古屋市、川口英幸社長)は2021年4月23日、HEMS(家庭内エネルギー管理システム)を発売した。太陽光発電設備や蓄電設備と合わせて販売する。

同社は、独自に開発したエネルギー管理アプリ、『エネアーチ』と台・ネクストドライブ製のゲートウェイをパッケージ化し、月産50台を目標に一般家庭に提案する。HEMSの機能を通じてアプリを使った情報発信や見守りサービスと連携させて展開していく方針だ。

同社は振動センサや湿度・温度センサ、電子錠などの周辺対応機器を追加で揃えれば、家電製品の制御や、見守りサービス、ホームセキュリティサービスなどが利用できる仕組みにし、各家庭のサービス運営を一元管理できる体制を整えた。

同社エネルギー営業部の高倉啓志SMは、「HEMSのデータを活用して次の事業に展開する。先々はVPP(仮想発電所)事業に活用できれば」と話す。

同社は、地域情報を発信するアプリ『マチドリ』を開発し、現在、愛知県春日井市などでサービスを提供している。今後、地域情報発信アプリとの連携も可能にするという。

太陽光発電設備と蓄電設備、HEMSをセットにした新製品を21年内に販売する予定で、高倉SMは新製品について「IoT(モノのインターネット化)環境が整うことで総合的に環境を変えることができる商品だ」と説明している。

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