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東電EP、卒FIT電力買取りに新サービス

東京電力エナジーパートナー(秋本展秀社長)は、FITの売電期間満了を迎えた〝卒FIT〟の太陽光電力の買取り先である世帯に対し、2021年6月1日より環境価値の対価を渡す新たなサービスを開始する。

新サービス、『再エネ企業応援プラン』は、東電EPが買取った卒FIT電力の環境価値を非化石証書として企業へ売り、企業から卒FIT電力の提供元である家庭へネットショップのクーポン券などを謝礼として送る仕組み。卒FITの太陽光発電設備を所有する世帯は環境価値を届ける企業を自ら選べる。東電EPはこの仕組みを既存の卒FIT電力買取りプランの付帯サービスとして提供する。

同社は、環境価値のある卒FIT太陽光電力を有効活用したい設備所有者と脱炭素化に取り組む企業の接点を設けつつ、顧客を囲い込む狙いだ。

参加企業は4月12日時点で、ロッテと日本生命保険の2社。各社とも500世帯分以上の謝礼を用意する。

東電EPは、卒FIT太陽光電力の買取りとして、kWhあたり8.5円で買取る『再エネ買取標準プラン』と『再エネおあずかりプラン』の2プランを提供。再エネおあずかりプランでは、条件付きで高額な使用電力量から順に電力量料金単価相当で卒FIT電力を買取り、使用電力料から買取り額を差し引いた金額と月額4000円のサービス料を請求する。

同社は、2プランのいずれかに加入する世帯に新サービスを提供し、申込料を無料にして契約者が謝礼を受け取れるようにした。参加企業も順次増やしていく。

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