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テスHD、東証1部上場

省エネルギー関連事業や再生可能エネルギー発電事業を手掛けるテスホールディングス(大阪市、石脇秀夫会長兼社長)は2021年4月27日、東証1部に上場した。公開価格1700円に対し、初値は18.2%上回る2010円を付けた。

同社グループは、1979年5月に阪和熱水工業(現テス・エンジニアリング)として創業。法人向け省エネ関連事業のほか、再エネ関連事業も展開し、太陽光発電やバイオマス発電などの再エネ発電事業からEPC(設計・調達・建設)、O&M(管理・保守)業務まで幅広く手掛ける。15年頃から再エネ発電事業に力を注ぐなか、石脇秀夫会長兼社長は、「資金力に加え、技術力強化や人材確保を視野に、17年に上場を目指す方針を決断した」と説明する。4月27日付でグループの持株会社、テスホールディングスが東京証券取引所1部上場を果たした。

5月14日には上場後初の決算を発表した。21年6月期第3四半期(7~3月)の売上高は257億円、営業利益は31億円、純利益は16億円だった。通期では売上高が前年比19.5%増の339億円、営業利益が同19%増の41億円、純利益が同38.5%増の22億円を見込む。

再エネ発電事業を積極的に展開。写真は茨城牛久メガソーラー発電所

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