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日本BSL、19年400MW出荷

中国の架台販売会社、日本BSL(千葉県八千代市、劉愛平社長)は、2019年11月期の日本向け架台出荷量が前期比約33%増の400MWになった模様だ。運転開始期限の迫る特別高圧太陽光発電所向けに出荷を伸ばした。今期も前期を上回る出荷を見込む。

同社は、中国の架台メーカー、厦門BSLの日本における販売会社。日本市場への参入以来、実績を伸ばし、年間出荷量を14年の100MWから16年に200MWへ増加、18年には300MWを突破した。19年も前期比33%増の約400MWを出荷したという。

そのうち7割以上が特高太陽光発電所向けであり、運開期限の迫るFIT案件を中心に需要が旺盛だったようだ。営業グループの許文哲マネージャーは、「単純な価格だけでなく、構造設計一級建築士と連携した支援体制のほか、日本に拠点を持つ安心感や対応力も評価してもらえた」と強調する。

同社はアルミ架台を主に販売しているが、OEM(他社ブランドでの生産)による鉄製架台も揃える。許マネージャーは、「多雪地域など鉄製が適した場所もあるので、最適な提案をしていきたい」と意気込む。

20年末にかけては大規模な太陽光発電所の建設がピークを迎える。許マネージャーは、「出荷量は前年を上回る見込み」としたうえで、「今後は自家消費用や営農用、カーポート用などの需要が拡大するはず。適した製品を開発・供給していく」と語った。

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