中・ジンコ n型単結晶セルで世界記録変換効率25.25%
太陽光パネル大手の中・ジンコソーラーは2021年5月31日、n型単結晶シリコン太陽電池セルにおける変換効率で25.25%を達成し、世界記録を更新したと発表した。20年7月、21年1月に続く3度目の記録更新となる。
同社はCZ(チョクラルスキー)法で製造した267.4㎠のn型単結晶シリコンインゴットをもとに太陽電池セルを開発。認証機関である中国計量科学研究院にて163mm角の太陽電池セルで変換効率25.25%を記録した。関連部材の性能を向上させたほか、二酸化シリコン層を用いるトップコン技術などの最新技術も採用したという。
同社は近年、高効率なn型単結晶シリコン太陽電池セルの開発に力を注ぎ、20年7月に24.79%、21年1月には24.9%の変換効率を記録。いずれも当時の世界記録を更新していた。