ソーラーエッジ、リパワリング向け保証を拡充
イスラエルのPCS(パワーコンディショナ)メーカー、ソーラーエッジテクノロジーズは2020年7月、製品保証の内容を一部拡充する。期間限定でリパワリング(大幅な改修)に限り、PCSの追加の有料製品保証を1年単位で提供する。既設の太陽光発電所におけるPCS交換需要を取り込む狙いだ。
同社はPCSに10年の製品保証を付与して、希望者へは有償で10年の追加保証を提供しているが、リパワリング需要が高まるなか、リパワリング用途に限って有償の追加保証を1年単位で提供する。たとえば稼働から8年が経過した太陽光発電所でPCSを交換する場合、FITの売電期間が残り12年であることから2年分だけ保証期間を延長したいという要望が出てくることを想定し、今回のサービス拡充に至った。
同社はオプティマイザと呼ばれるMPPT(最大電力点追従)機能を搭載した直流変換器とPCSを併せて提供。太陽光パネル単位で最大電力を取り出せるため、発電量の向上に寄与し、柔軟なストリング構成も可能にするなど、製品交換に適しているという。