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アールスマイル 太陽光発電所の除草仲介開始

30円/㎡から

不動産管理のアールスマイル(東京都中央区、富治林希宇社長)は2021年7月15日、運営する不動産管理仲介サイトに太陽光発電所内の除草や目視点検を追加した。除草や目視点検などの軽作業を個人事業者などに委託する。21年内に500件の契約を目指す。

仲介サイトは、太陽光発電所の所有者などの依頼主が応募フォームに仕事内容や報酬などを記載して作業者を募集し、作業者が報酬や仕事内容、場所などを判断して応募する仕組み。サイトで作業者が集まると、同社は、作業者を事前の面談や法規の確認などを通して選び、依頼主に紹介して仲介手数料を得る。依頼主は主に太陽光発電所の所有者や販売会社など。登録している会社は10社程度にのぼり、取引件数は60件に達した。

同社によれば、作業者は主に太陽光発電所で除草作業の経験がある個人事業者などで、取引は1~2週間で成立するという。同社が企業から除草業務などを請け負い、作業者を募集することもある。

同社は、依頼主の登録画面に、相場単価として除草作業を1㎡あたり30~60円、除草と除草撤去で同60~120円などと表示し、下限価格を1.5万円に設定した。同社の富治林希宇社長は、「依頼主のために相場を掲載した。作業者は現場から30分圏内に住む人がほとんどだ」と話す。

なお、作業中の事故やトラブルに対しては、依頼主と作業者が各自で対処する形となるため、富治林社長は「今のところトラブルはないが、マッチング内での保険対応も検討していく」と語る。

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