大阪で最大級の太陽光マンション 大和ハウスと長谷工が公開

2013.02.05

産經新聞

 大和ハウス工業と長谷工コーポレーションは5日、分譲マンションとして国内最大級の出力177キロワットの太陽光発電システムを備えた「プレミスト南千里津雲台」(大阪府吹田市)を報道関係者に公開した。5月までに完成する予定。
 総戸数は351戸。屋上に計約800枚の京セラ製の太陽光パネルを置き、太陽光で発電した電力は共用部と38戸に供給する。これら38戸は一般的なマンションの部屋に比べて光熱費を約69%削減できるという。余った電気は電力会社に売ることができる。

 太陽光発電の電力供給を受ける38戸の間取りは4LDKで、価格が約3800万~約5千万円。供給がない部屋よりも200万円程度高くなる。建物は2棟で9~10階建て。351戸のうち約8割が販売契約済み。

 マンションは「千里ニュータウン」内にあり、建て替え時期を迎えた一部が再開発された。