加カナディアン・ソーラー、シャープの米子会社リカレント買収

2015.02.03

PVeye

 カナダの太陽電池大手カナディアン・ソーラー(加オンタリオ州、ショーン・クゥCEO)は2月3日、シャープの米子会社リカレントを買収すると発表した。リカレントは太陽光発電所の開発を手掛けており、北米で出力計4GW分の太陽光発電所を保有している。買収額は2.65億米ドルで、2015年第1四半期中に取引を完了させる予定だ。
 今回の買収によって、カナディアン・ソーラーが所有する太陽光発電所は8.5GWになる見込み。また、建設中の発電所は1GW増えて2.4GWとなる。リカレントが保有し、カルフォルニア州とテキサス州で建設中の1GWの発電所建設は、米国連邦政府による再エネの設備投資に対する投資税控除制度のITC(Investment Tax Credit)が終了する2016年末までに建設が完了する予定で、建設・売却による収益は23億米ドル以上を見込んでいる。