三菱商事、いわき市と田原市でメガソーラープロジェクト

2013.01.28

マイナビニュース

 三菱商事は1月28日、再生可能エネルギーの普及を目指して、福島県いわき市に1万2,000キロワットの太陽光発電設備を保有の上、2014年の半ばより運転を開始すると発表した。設置場所は、同社と三菱化学が出資する日本化成の小名浜工場敷地内。
 同社は、福島県といわき市から協力を得て、日本化成の全面的な支援の下でメガソーラープロジェクトを進めており、東京電力との合弁会社である小名浜石油の敷地内でも、6000キロワットのメガソーラープロジェクトが進行中のため、小名浜における太陽光発電規模は、2件合計で1万8000キロワットとなる。

 小名浜工場敷地内に設置される発電事業の主な概要は、事業主体が小名浜ソーラー合同会社(仮称)、発電出力が1万2000キロワット、売電先が東北電力、施設面積が15ヘクタール。

 また、小名浜石油敷地内に設置される発電事業の主な概要は、事業主体が小名浜・泉ソーラー合同会社(仮称)、発電出力が6000キロワット、売電先が東北電力、施設面積が9ヘクタールとなっている。

 なお、完成時期は2014年8月を予定している。

 また、同社とシーテックは、愛知県田原市に国内最大規模のメガソーラープロジェクトを推進する事について、愛知県企業庁および愛知県田原市と基本合意した。

 両社は共同で「たはらソーラー合同会社」を2月に設立し、田原市の企業庁所有地で、国内最大規模となる7.7万キロワットのメガソーラープロジェクトを運営していく。

 本年夏に建設工事に着手、2014年度中に中部電力へ売電を開始する予定。また、総事業費は200億円超で、約8割をプロジェクト・ファイナンスで調達する予定。