ミサワホーム、エネルギー自家消費住宅の実証試験開始へ

2015.09.24

PVeye

 ミサワホーム(東京都新宿区、竹中宣雄社長)は9月24日、京セラと共同でエネルギーの自家消費を行う住宅の実証試験を10月より開始すると発表した。太陽光発電システムや蓄電システムなどを搭載した奈良県のモデル住宅に複数世帯が居住し、自家発電したエネルギーのみで生活ができるかなどを分析する。再エネ電源の可能性を追求する。
 今回の実証試験では、電気やガスの供給が止まった際に、自家発電したエネルギーで生活が可能かを分析する。また、平常時においても極力エネルギーを外部から購入しない生活の実現可能性をみる。
 調査項目は、停電の前後や蓄電池から放電した際の設備機器や家電の動作状況のほか、停電後の各部屋の温度や湿度の変化、電力使用量などである。
 モデル住宅には京セラ製の太陽光発電や蓄電システムを搭載。太陽光と蓄電池のパワーコンディショナを一体化し、エネルギーロスの削減を図っている。さらにリンナイ製のハイブリッド給湯・暖房システムや、ミサワホームと京セラ製のHEMSなどを搭載し、自家発電したエネルギーを効率的に活用する。
 実施期間は10月から12までの3ヵ月。同実証試験は、ミサワホームが提唱する防災・減災ソリューション「MISAWA-LCP」の一環となる。