「太陽光発電会社株買えば謝礼上乗せて引き取る」と詐欺容疑で男を再逮捕 18道府県で被害3億4千万円確認
2013.02.21
架空のもうけ話で福島県の女性から現金100万円をだまし取ったとして、熊本、福島両県警は21日、詐欺の疑いで、千葉県富里市新橋、飲食店従業員阿部泰久容疑者(34)を再逮捕した。両県警は、同じもうけ話による被害を18道府県で26件確認。被害総額は約3億4千万円に上る。
再逮捕容疑は昨年2月中旬から3月上旬、福島県いわき市の飲食店経営の女性(47)に数回電話し、太陽光発電事業会社「新日本エコロジー」の株を買えば謝礼を上乗せして引き取ると持ち掛け、100万円をだまし取った疑い。
熊本県警によると、東京都内の銀行の防犯カメラに振り込まれた金を引き出す阿部容疑者が写っていた。
被害者の女性に電話したのは別の男とみられ、共犯者がいるとみている。阿部容疑者は「引き出したが、詐欺被害金とは思っていなかった」と否認している。