ティー・ワイ 1.2MW帯広大正太陽光発電所完成
2013.02.22
PVeye
廃棄物処理および建設業を手がけるティー・ワイ(北海道河西郡、山内俊男社長)が建設していた発電規模1.2MW、帯広大正太陽光発電所が完成し、2月22日落成式を開催した。
日照時間が長く、地盤も良好な十勝平野の中央に位置する帯広市に建設された大正発電所は、砂利プラントであった約2.8haの敷地内に発電能力1.25MWのメガソーラーを建設したもの。太陽電池モジュールにはインリー・グリーンエナジー製単結晶4550枚を導入、パワーコンディショナにはGSユアサ製を採用し、年間発電量は一般家庭410世帯に相当する140万kWhを予想する。
発電所は冬期のパネルからの落雪を考慮し、パネル据付け角度を40°へ、また積雪がパネル高さまで届かぬようGL(グランドライン)からパネル下端まで1.5m確保。基礎杭に関しても帯広市の凍結深度90㎝を鑑み、GLより1.5m埋設させた。架台間の距離も9.5m取り、冬至でもパネルへの陰影響を避け、さらに除雪の作業性にも配慮するなど雪国ならではの工夫を凝らす。これら設計はエコマックスジャパンを中心に、架台や施工含めすべて十勝地域の地元企業が担った。
落成式では山内俊男ティー・ワイ社長が「大規模食料地である十勝の環境保護およびイメージアップのために少しでも貢献できれば」と述べた。