レネソーラ 日本法人設立
2013.02.26
PVeye
中国PV大手レネソーラは2月26日、日本法人の設立および住宅用マーケットへの本格参入を発表した。
レネソーラは年産2・2GWの生産体制を持つウエハ最大手。09年には中国江蘇省のモジュールメーカーを買収し、セル・モジュール領域へ、さらにポリシリコン製造も1万tまで拡大予定で、垂直統合ビジネスを展開する。
その同社が昨年10月、日本法人を設立、日本市場への参入準備を進めてきたが、3月にもJ−PEC認証の取得見込みとなり、本格参入を発表した。
スティーブン・ファン上級副社長は「初年度150MW、3年後にはシェア10%を取りたい」と語ったが、OEM供給と自社ブランドでのモジュール販売、この2つの展開を目指すという。すでに「建築関連メーカーへ2年間、100MW供給するOEM契約を締結済み」だという。
一方、自社ブランドでの展開はセル変換効率17・6%、出力265Wの多結晶モジュールや125および156フルスクエア単結晶の3製品を投入、さらに田淵電機とのパワーコンディショナを組み合せたシステム提供を図る予定だ。
レネソーラ・ジャパン、遠藤仁則副社長は「我々には技術・高品質性がある。さらに日本市場にマッチしたサービスを提供するため、物流やメンテナンス体制を築いていく」と述べ、長期的な成長が望める住宅市場を主戦場とする方針だ。