前後左右に自由自在!パワーウェイ製フレキシブル架台の魅力

2015.08.01

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 中国パワーウェイの太陽光架台が日本市場で売れ行きを伸ばしている。日本法人のパワーウェイ・ジャパンは今年1月から6月末までに100MW出荷し、2015年12月期の受注量は300MWを超える模様だ。同社の架台はなぜ売れるのか。

 パワーウェイ・ジャパンは、中国架台大手のパワーウェイと国内EPCのウエストホールディングスによる合弁会社として12年2月に設立した。当時からパワーウェイ製架台を日本で拡販する販売会社としての役割を果たすつもりだったが、日本での認知度は低く、ウエストの過半出資という資本構成もあって、製品の大半をウエストに出荷する状況が続いていた。
 そこで今年1月、両社は持ち株比率を改め、パワーウェイ51%、ウエスト49%に変更。パワーウェイ・ジャパンは再スタートを切った。
 これを機に、同社は国内のEPCへの提案を強化し、受注を獲得。6月までに月平均の出荷量が10〜15MWに増え、7月は20MWを超える勢いである。
 パワーウェイ・ジャパンの佐藤廣之社長は、「30MWを超える特高案件から買取り価格27円の大型案件まで引き合いは多い。軽微変更のルール改定によってモジュールの商戦は一段落したようだが、変更が利く架台はこれからが本番だ」と意気込む。
 扱う架台は、鉄製架台と、鉄とアルミのハイブリッド架台、そしてアルミ製架台の3種類。いずれも堅牢なつくりで、風速38m/sの強風にも耐えられるという。さらに径の異なる2種類のスクリュー杭やコンクリート基礎も取り揃えている。
 親会社のパワーウェイは、杭基礎と架台をそれぞれ年間1GWの生産しており、広島県福山市に自社の倉庫を構える。常に10MW程度の在庫をストックしているため、「1MW程度であれば、1週間から10日で納品できる」(佐藤社長)。
 こうした豊富な製品群と供給力もさることながら、コスト競争力も他社に引けを取らない。鉄製架台とスクリュー杭の部材費に物流費も含めた販売単価は、案件の規模によって異なるが、kWあたり1万5000円〜。架台をハイブリッド架台に置き換えると1万6000円〜で、アルミ架台でも1万8000円〜と、いずれもkW単価2万円を下回っている。 
 しかし、パワーウェイ製架台の最大の強みは、やはり施工性だろう。独自に開発した角度調整ジョイントによって、架台のラック部分が前後にそれぞれ45度、左右にも15度ずつ傾くのだ。これによって打ち込んだ杭の頭を揃えることなく、架台と杭をジョイントできる。施工性が格段に増すのはいうまでもない。
 佐藤社長は、「起伏のある山間部にパネルを設置しなければならないケースが増えている。造成工事費が高く、断念せざるを得なかった案件もあるようだ」とし、「当社の架台を使えば、造成工事は不要になり、自由に角度を調整できるので工期も短い。塩漬け案件も事業化できるかもしれない」とアピールする。
 どこでも設置できるパワーウェイ製架台。一度試してみる価値はありそうだ。

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