自家消費量を最大化する! ソーラーエッジのスマートPCS

2021.01.04

PVeyePR

 太陽光発電の自家消費にはソーラーエッジのオプティマイザ付きPCSが有効だ。高度な出力制御機能が内蔵されており、自家消費量を最大化できる。

 世界ナンバー1(※)のPCS(パワーコンディショナ)メーカー、イスラエルのソーラーエッジテクノロジーは、PCSにオプティマイザと呼ばれるMPPT(最大電力点追従)機能を搭載した直流変換器を組み合わせて提供している。
 太陽光パネル2枚ごとに最大電力を取り出せるため、発電量の向上に寄与するほか、柔軟なストリング構成を可能にする。
 同社の製品は、これまで主にFITを活用する売電事業用で採用されているが、最近はFITを活用しない完全自家消費用でも使用され始めている。
 PCSに高度な出力制御機能が内蔵されており、利用者は自家消費量を最大化できるからである。
 一般に、太陽光電力を完全に自家消費する場合、逆潮流しないようRPR(逆電力継電器)を設置する。余剰電力が発生すると、RPRが作動してPCSが停止し、自家消費機会が損失してしまう。これに対し、同社の製品は、電力計の情報をPCSが読取り、出力を電力使用量に合わせて自動制御する。余剰電力の発生を抑えることができ、自家消費の機会損失を低減するのだ。特に負荷変動の激しい工場では、RPRが作動しやすく、同社の製品が採用されているという。
 さらに、安全性が高い点も同社の製品ならではだ。というのも、PCSの停止やケーブルの断線など異常が発生した際に各オプティマイザが自動で直流電圧を1Vまで降圧する。万が一、火災が発生した際の消防活動中はもちろん、施工やメンテナンス時においても安全性を確保でき、特に屋根上設置の多い自家消費案件で有効なのである。
 また、パネルレベルのMPPTにより、太陽光パネルの設置に適さない歪な形状の屋根であっても設置が可能だ。同社の製品を使えば、太陽光パネルを自由にレイアウトでき、障害物の影も気にする必要がない。同社単相PCSはJET(電気安全環境研究所)認証も取得している。

リパワリングにも有効

 太陽光発電設備の自家消費利用に限らず、同社の製品はリパワリング(大幅な改修)にも有効だ。
 オプティマイザで発電量を最大化し、残りのFIT期間の収益を増大する。リパワリングではPCSに限らず劣化した太陽光パネルを交換する場合も多々ある。
 たとえば太陽光パネルの予備がなくなれば、新しい太陽光パネルを購入しなければならない。過去と現在の製品は出力特性など仕様が異なり、同一ストリング内では使用しづらい。
 しかし、オプティマイザ付きPCSであれば、同じストリング内であっても仕様の異なる太陽光パネルを利用できるのである。同社の製品は、オプティマイザ付きゆえ、太陽光パネル2枚ごとの遠隔監視を可能とするモニタリングシステムが無償で提供される。メンテナンス性も格段に向上し、販売・施工会社としても扱いやすい製品だろう。太陽光発電の自家消費、そしてリパワリングにも有効なソーラーエッジのオプティマイザ付きPCS。検討の余地は大いにあるはずだ。

※収益ベース(出典: IHS PV Inverter Market tracker 2015-20)

ソーラーエッジテクノロジージャパン株式会社
〒224-0033 神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎東4-5-24 A館
TEL 045-345-8410
solaredge.jp