マキシオン、業界最長40年の製品・出力保証
2022.02.18
PVeye
シンガポールの太陽光パネルメーカー、マキシオンソーラーテクノロジーズ(ジェフ・ウォーターズCEO)は2022年2月3日、太陽光パネルの製品保証と出力保証をそれぞれ40年に延長すると発表した。米国とカナダを除く国や地域へ販売する新製品に業界最長の保証を提供する。
一般の太陽光パネルには、12年の製品保証と、25年の出力保証が付与されるが、同社は製品保証と出力保証の複合保証を40年間に亘って提供する。
ジェフ・ウォーターズCEOは、「当社のバックコンタクトセルと太陽光パネルには技術的に40年以上の耐久性があるので、最長の保証を顧客に提供することにした」と語る。
同社が取得したバックコンタクトセルと太陽光パネル設計の特許技術には、ホットスポットや相互接続による不具合が発生せず、発電量を最大化しつつ優れた耐久性能があるようだ。これにより同社は初年度の最大劣化率を2%、続く39年間の年率劣化率を0.25%とし、40年後も工場出荷時の88.3%の出力を保証するとした。
保証の対象は、欧州や中東、アフリカ、日本、豪州、メキシコなどで同社が22年1月1日以降に出荷した太陽光パネルの利用者。保証を有効にするは、ウェブサイトで登録手続きを行う必要がある。
マキシオンソーラーテクノロジーズは世界各地へ太陽光パネルを販売し、取得した特許は1000件を超える。