パナソニック、穴をあけずに太陽光パネル設置できる屋根システム発売
2013.05.17
PVeye
パナソニックエコソリューションズ社は5月17日、軽量かつ耐震性に優れ、太陽光パネルを屋根に穴をあけずに設置できる「機能屋根システム」を開発したと発表した。独自の耐震住宅工法「テクノストラクチャー」専用製品として、2013年6月1日より、テクノストラクチャー工法を採用の住宅会社にて発売する。
販売を開始する「機能屋根システム」は、新開発の太陽光パネル固定金具により屋根に穴を開けずに太陽光パネルの施工ができるもの。後付けでの太陽光パネルの設置も可能で、数年後に太陽光パネルを取り付けるケースにも対応した。屋根の雨漏り保証は、屋根施工完了後10年間。太陽光パネルを途中で設置した後もそのまま保証を継続する。また、屋根に風の通路を確保した排熱設計により、小屋裏や太陽光パネル設置時の温度上昇にも配慮したほか、テクノストラクチャー構造計算依頼と同時に、プレカット加工した材料を工事現場に邸別配送することで、廃材をほとんど出さない製品となっているという。
同社では、全国約400店以上の住宅会社から成るパナソニックビルダーズグループを通じて、パナソニック独自の耐震住宅工法・高品質部材「テクノストラクチャー」を1995年より供給。2013年3月に累計4万棟の販売を達成した。この「機能屋根システム」を搭載した住宅商品により、2015年度にはテクノストラクチャーの家5000棟、そのうち機能屋根システム採用商品1500棟を目指すとしている。