OFC、関東東北産業保安監督部より「電気保安法人」承認 電気保安業務の外部委託提供へ
2013.09.03
PVeye
大京グループのオリックス・ファシリティーズ(東京都渋谷区、松﨑勉社長)は9月3日、経済産業省関東東北産業保安監督部より「電気保安法人」として承認を受けたと発表した。
電気保安法人とは、事業者が設置する事業用電気工作物の電気保安に関する業務を事業者等に代わって行うことが認められた電気事業法施行規則に定められている法人。太陽光発電設備の保安業務では、国家資格である「電気主任技術者」が行わなければならず、1人の電気主任技術者が管理できる範囲には制限(常駐受託事業場の制限、資格の種類に応じて必要な実務経験を有すること、受託事業場に2時間以内に到達可能であることなど)が設けられている。同社は今回、「電気保安法人」の承認を受けたことで、出力2MW未満の太陽光発電設備の電気保安業務の外部委託が可能となった。
オリックス・ファシリティーズは2013年7月31日に経済産業省関東東北産業保安監督部の電気保安法人としての「電気保安業務の外部委託可能業者としての要件確認審査」を完了、9月1日付で電気保安業務の専任部所である「電気保安事業部」を新設した。
なお、同社はこれまでに、WAKO エナジーが開発した太陽光発電所「広島空港流通工業団地太陽光発電所(広島県広島市、出力1,990kW)」および「氏神工業団地太陽光発電所(広島県山県郡北広島町、同2,980kW)」、オリックスが「屋根借り」方式の太陽光発電事業として手掛けている北陸コカ・コーラボトリング砺波工場の発電事業(同1,502kW)のO&M(オペレーション&メンテナンス)業務を受注している。今後については、「電気保安法人の承認がされたことで、太陽光発電設備に関わる事業が更に強化され、年内を目途に、全国で電気保安業務ができるよう、体制作りをしてまいります」としている。