日本アジアグループ、静岡・富士に1.7MWルーフトップ型太陽光発電所開発

2013.11.05

PVeye

 日本アジアグループ(東京都千代田区、山下哲生会長兼社長)傘下の国際ランド&ディベロップメント(東京都千代田区、金丸直幹社長、以下国際ランド)は11月5日、静岡県富士市に県下最大級のルーフトップ型太陽光発電所の開発・運営を行うと発表。同日、富士市役所にて、富士市と国際ランド及び共同事業体であるカナダのソーラーパワーネットワーク(日本支社・東京都港区、以下SPN社)との間で同事業に関する基本協定書を締結した。
 同事業は、静岡県富士市が公募した「富士市終末処理場屋根貸し太陽光発電事業」において、国際ランドとSPN社の共同事業体が採択を受けたもので、富士市西部浄化センターのルーフトップ(屋根)を利用した太陽光発電所を建設し、「再生可能エネルギーの利用促進」「災害時等の停電時における非常用電力の確保」「施設の有効利用」「積極的な地球環境問題への取り組み」を図ることを目的としたもの。国際ランドはEPC(設計・調達・建設)及びO&M(オペレーション&メンテナンス)業務を担当。「富士市西部浄化センター太陽光発電所(仮)」は出力約1.7MW、年間発電量は、一般家庭の約510世帯に相当する約164万kWhを想定している。太陽光パネルは単結晶シリコン型5,163枚を採用する予定で、2014年10月の稼働を目指している。
 建設場所である富士市西部浄化センターは、津波避難ビルに指定されているため、災害時には非常用電源として利用できるよう、直接電力を供給するための設備も備える。同社は、「カナダで多数のルーフトップ型太陽光発電所の開発実績を有するSPN社と日本における太陽光発電事業のパイオニアであり、自治体との長年の信頼関係をもとに防災・減災などのコンサルティングを行う日本アジアグループのノウハウを結集した太陽光発電所といえます」とコメントしている。