いまこそ水上設置!

『トリナ・プロ』のすゝめ

日本仕様の架台を開発!

同社は、日本での商品化に際し、両面ガラスパネルとともに供給する専用のフロート式架台を日本のメーカーと共同開発した。

「日本のため池は、農業用水に使われることが多く、サポート面から日本製のフロート式架台が求められることも少なくありません。そこで日本メーカーと開発しました。彼らと協力しながら、水上太陽光発電所の設計・施工のノウハウも提供していきます」(トリナ・ソーラー・ジャパン営業技術サポート部の鹿野康行マネージャー)。

このフロート式架台の最大の特徴は、両面発電パネルに対応していること。左頁上の写真のとおり、一般的なフロート式架台と違い、パネルの下にフロート部がない。

パネル下が水面であるため、両面ガラスパネルの性能を引き出す効果がある。反射光や散乱光による発電量の向上が見込めるうえ、表面温度の冷却効果も期待できる。すなわち両面発電パネルに最適なフロート式架台なのだ。さらに、設計強度を維持しつつ、部材点数の削減による原価低減で優れたコストパフォーマンスを実現した。

また、『トリナ・プロ』は、基本的に一品一様で設計して提供するため、案件ごとに最適な角度調整を可能にしているほか、3段3列や4段4列といったストリング数に合わせたユニットで現場へ納入することができる。EPC企業にとっては、部材費の低減や施工性の向上に加え、足場の安定性が増すので、現場での安全面向上にも繋がる。

その他、パネル裏面のメンテナンスなどがしやすいよう、架台上部には簡単に持ち上げられる構造を採用、随所に日本独自の創意工夫を施した。

『トリナ・プロ』では、太陽光パネルを両面ガラスパネルの多結晶型『DUOMAX』、単結晶型の『DUOMAX M プラス』、もしくは両面発電を兼ね備えた単結晶型の『DUOMAX ツイン』から選べる。信頼性が高く、いずれも出力保証期間は30年。それぞれ60セルタイプと72セルタイプを選べ、フレームの有無も選択可能だ。

同社は『DUOMAX』をすでに世界で1GW以上供給している。今年3月20日に岡山県笠岡市で運転を開始した出力2.64MWの水上太陽光発電所にも販売した。トリナが新たに提案する『トリナ・プロ』。注目の新商品となりそうだ。

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