新進気鋭の太陽電池メーカー
セラフィムの実力
新製品2種発売へ
同社は日本で今年3月から2種類の新型パネルを投入する。商品名は『イクリップス』と『ブレード』である。
まずイクリップスは、バスバー電極を裏面に配置し、セル間の隙間を減らして発電効率を高めた太陽光パネルだ。日本で販売予定の製品は、単結晶型330W、変換効率19.4%である。
李総経理は「イクリップスは、いうなればモジュール化技術。現在はP型単結晶パークセルを採用していますが、例えば、ヘテロ接合型セルやN型セルを用いれば、より高出力なパネルを製造できます」とし、「イクリップスは設備があれば生産可能というわけではありません。当社の高い技術力があるからこそ生産できるのです」と自信を見せる。
一方のブレードは、いわゆるハーフカットセル搭載パネルだ。これは通常サイズの半分のセルを採用することで電流値を低く抑え、抵抗を少なくする技術だ。出力が向上するほか、局所的な発熱、いわゆるホットスポット現象の発生確率を低減できるという。
李総経理は、日本市場について、「日本のお客様は品質を重視してくださるので、当社にとって非常に重要な市場です」とし、「縮小しつつあるとはいえ、他国と比較すれば、巨大な市場といえます。18年も5GW程度の導入は進むでしょう」との見方を示す。
同社は昨年日本へ100MW分の太陽光パネルを供給。日本でも高い存在感を放っている。高品質なパネルを求める方は、一度セラフィムの製品を選んではいかがだろうか。