アンフィニの大望 福島工場を「世界一」に

世界一の工場へ カギは人材育成

親川智行社長

アンフィニの新工場が立つ福島県楢葉町は、福島第一原発事故の影響で避難指示区域となり、15年に解除されたものの、今でも町民の24%、約1740人しか帰還していない。産業が失われ、雇用の場が少ないためだ。それだけに、親川社長は、福島に雇用を生み出し、人材の育成に力を注ぐ方針を掲げ、こう展望を述べた。

「メーカーとして、太陽光パネルの品質向上と生産拡大は大切ですが、一番大事なのは人材です。思い入れがあれば、製品を大切に扱うようになり、ブランドが確立されるのです。社員がこの工場で働き、想像力を豊かにし、世界へ飛び出していく、世界一の工場を目指します」。

アンフィニの挑戦はまだ始まったばかりである。