超高性能パネルで再び世界トップへ

逆襲のインリー

最大効率 驚異の22.5% 出力保証 異例の30年後83.5%

インリー・グリーンエナジージャパン 中路基成技術部長(左)と山本譲司社長(右)

山本社長は、「発電所用地の調達費が高いのは平野部の少ない日本特有の問題です。高出力パネルは狭小な敷地こそ効力を発揮するので、新製品は日本の立地条件に向く製品です。全国の施工・販売会社様とともに世に広めていきたいと思っています」と方針を述べた。

確かに、日本市場は、大規模な特高太陽光発電所の建設需要が縮小しても、中小規模の高圧・低圧太陽光発電所の建設は底堅く続く見通しだ。しかも、全量売電から自家消費用途へフェーズが移行し始めている。高出力と長期耐久性のニーズが同時に求められるのはいうまでもない。まさに、機を見て敏なり。インリーの新戦略には抜け目がない。

山本社長は、「FIT始動後、太陽光発電のコストが劇的に下がり、ようやく自家消費用途が現実味を帯びてきました。事実当社のお取引先で100MWの自家消費発電所を計画され、第1号基の工事を7月に始めた方がいらっしゃいます」とし、「これからが本番です。当社のパネル販売は手段、目的は太陽光を資源に変えて持続可能な社会を築くことです」と理念を語った。

誇り高きパネルメーカーの挑戦はまだまだ続く。

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