中国チントソーラーが日本に拠点

パネル拡販に本腰

強みは多彩な製品群

親会社の健全な財務基盤が盾ならば、武器は多彩な製品群であろうか。

チントソーラーは、6インチセル搭載の出力270Wの多結晶パネルと290Wの単結晶パネル、さらにPERC技術を採用した285Wの高効率多結晶パネルと305Wの同単結晶パネルまで、量産品のラインナップは充実している。

これだけではない。同社は、両面ガラス型パネルや、マイクロインバータを搭載したACパネルなどの高信頼性パネルも製品化している。通常のメーカー保証は、製品保証10年、出力保証25年だが、両面ガラス製品など、ユーザーに製品保証12年、出力保証30年を付与しているものもある。

鎌田社長は、「コスト重視の方には多結晶パネルを、設置面積が限られる場合は高効率の単結晶パネルを、厳しい環境下には高信頼性パネルを提案するなど、様々なニーズに対応できます」と胸を張る。

さらに同社は、今秋にも、ソーラーシェアリング向けに従来製品と同じサイズで、セルの間に隙間を設けて光を採り入れやすくするパネルの販売も計画している。

11年より日本市場へ太陽光パネルの販売を開始した同社は、すでに累計約400MW分のパネルを日本へ出荷した。「より日本の顧客に安心して採用していただくために」(鎌田社長)昨年11月には日本法人を設立、これまで以上に販売を強化していく構えだ。

これから発電所を開発する事業者は、一度チントソーラーのパネルを検討してみてはどうだろう。

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