O&Mの頼れる味方
タオケイの監視装置『スマートPV』の魅力
自動レポート作成でO&Mの負担を軽減
スマートPVは機能面も優れている。
まず、発電量や故障情報はPCSからRS485通信で直接読み取るため、CT装置を用いた計測より詳細で正確な発電量の監視が可能である。
また、同製品には、烏部長が「現場の要望を1つずつ取り入れ完成させました」と話すように、O&Mに役に立つ機能が盛り込まれている。なかでも特筆すべきは自動レポート作成機能だ。過去のデータを20年保存するのはもちろん、任意の期間における発電量や気象データをCSVで抽出したり、ユーザーに提出するレポートを自動で作成したりする機能が標準で備わっているため、資料作成にかかる負担を軽減できるのだ。
ほかにも、管理者用のトップページには、複数の発電所を一括で監視したいO&M業者のために、全国の発電所の所在地を日本地図上で一覧できる。地図上のマークをクリックすれば、発電所の状況を瞬時に把握できる。各発電所の状態は、正常、故障、通信異常、一部停止、停止、データ収集エラーの6つに分けて表示する。異常発生時は、即座に故障の内容を発電所のオーナー、O&M業者それぞれにメールで通達する。
耐久性、信頼性も高い。タオケイが創業した2010年以来、落雷以外で故障した例はほとんどないという。ただ、万一に備え、同社は10年間の製品保証も無償で付与する。落雷をはじめとした自然災害以外の原因で発生したトラブルに対し、製品の無償交換に応じるというものだ。
スマートPVは低価格と高機能を両立させた製品だ。監視装置を探しているユーザーは一度試してはいかがだろうか。