驚異の40年耐久パネル

米サンパワー社の競争力

世界最高の高効率パネルで知られる米サンパワー社は、コスト競争力でも他社を圧倒する。同社が開発した寿命40年、経年劣化率0.25%の超高耐久性パネルを使えば、発電コスト(円/kWh)は、寿命25年に比較し約40%の低減が見込める。技術力で世界最高のコストパフォーマンスを追求する同社の実力に迫った。

「適地が減少するなか、限られた敷地でより多く売電したいというお客様から、当社のパネルは評価いただいています。パネルの軽微変更ルールが改定されたので、より積極的に提案していきます」。

サンパワージャパンのメガソーラー事業部ディレクター杉原孝志氏は自信を漲らせる。

それもそのはず、同社は、出力327W、モジュール変換効率20%の超高効率パネル、『SPR-E20-327-COM』とともに、2016年年初からさらに性能を高めた、出力345W、21%の『SPR-X21-345-COM』を日本で売り出しているのだ。両パネルとも高出力であるため、一般のパネル(6インチ×60セル)と比べると、単位面積あたりのパネルの設備容量が、『SPR-E20-327-COM』は1.3倍に、『SPR-X21-345-COM』であれば1.4倍に増える。

特筆すべきは、単位面積当たりの25年間に及ぶ発電量だ。一般のパネルと比べて、『SPR-E20-327-COM』は実に1.6倍、『SPR-X21-345-COM』になると1.7倍も増えるのである。

同社のパネルを選択すれば、初期コストこそやや割高になるが、長期の発電量が格段に増えるため、トータルで見れば、他のパネルを凌ぐ投資メリットが得られる。