[特別対談 第8回]

専業と協業

ESI 土肥宏吉社長 ✕ インリー・グリーンエナジージャパン 山本譲司社長 ✕ CO2O 酒井正行社長

PV産業はまだまだ発展する!

プロフィール●酒井正行(さかい・まさゆき) 1975年千葉県生まれ。97年早稲田大学卒業後、映像関連企業に入社。光ディスクメーカーで新事業を担当し、2007年バリュープラスを創業。11年MBA(経営学修士)を取得。2014年CO2Oを設立し、代表取締役に就任。

土肥氏●私は、太陽光発電産業は大いに発展の余地があると信じています。数年前まで、太陽光発電は報道される機会も少なく、世間では知られていませんでしたが、いまは、玉石混交とはいえ、国民的認知度が一気に高まりました。インリーさんがサッカーワールドカップのオフィシャルスポンサーになったことは、それを象徴していたと思います。

職種の垣根を越えて他産業との交流が広がり、一般社会と繋がれば、太陽光発電を通して新たな商機が生まれるでしょうし、太陽光発電に携わる方々が社会的使命を背負うようになります。結果として、イノベーションが起こり、太陽光産業の成長につながる事を期待しています。

 

山本氏●当社は日本法人としてのローカライズが強みですが、それは、社員がみな異業種出身で、ベンチャー精神溢れる優秀な人材が揃っていることが大きいと思っています。今後は地産地消の観点から建物の屋根上や遊休地などに中小規模の発電所を増やしていくことが勝負なので、単なるパネル供給だけではなく品質の良い発電所をプロデュースする提案が必要です。柔軟な発想力と果敢な行動力を活かし、本質的な価値を追求することにより新規需要を掘り起こしていきます。

 

酒井氏●太陽光発電業界は厳しくなると言われていますが、商機は多々あるはずです。要は、社会のニーズを汲み取り、いち早く事業に反映できるかであり、その力が養われる環境づくりが大事なのです。私は社員とともに、夢を抱き、会社の成長モデルを描くことによって、会社の成長と社員の成長が連動する企業文化を創り上げたいと思っています。

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