ヨーロッパ・ソーラー・イノベーション、ラインナップ拡充

アフリカへ照準

アフリカからのインターンシップを受け入れ、ソーラーフロンティアの工場を見学。

このESIが分類した3つの顧客ニーズは、国内だけに限ったものではない。世界共通の普遍的なニーズといえる。つまりESIは海外展開を視野に製品を構成するために分類したのだろうが、土肥社長はその理由をこう語った。

「太陽光マーケットは、時の政府の政策によって短期的に大きく変わります。まして海外へ営業エリアを広げると、各国の政策が異なるので、その都度業態や基本コンセプトを変えることはできません。そこで今回、よく吟味したうえで、物販やEPCサポート、O&Mといった当社の基軸を固めたのです」。

準備が整った同社はいま、アフリカへの展開を進めている。今夏にJICA(国際協力機構)からの依頼で、南アフリカ、エジプト、モロッコ、ケニア、モザンビークの5ヵ国から各国1名ずつ、1週間のインターンシップを受け入れたが、これもアフリカ諸国との交流を深めるための一環だった。

最後に土肥社長は、「当社は国内外問わず、基本の理念も変わりません。お客様のために、そしてメーカーさんのために、当社は黒子になって支えていきます」と方針を述べた。

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