山佐が描くエネルギービジョン

3年内に太陽光発電所300MW運開へ 風力、バイオ、電力卸を見据え人材確保に本腰

再エネを第3の柱に経験豊富な人材求む!

佐野慎一社長

同社は、太陽光ビジネスの枠を超えた展開を目論み、エネルギー事業を第3の柱と位置づける。「系統の制約があるなかで、単に発電所をつくる段階は終わった。今後は電力をどこに売るのか、蓄電池併設の発電所でどう採算をとるのか、風力やバイオマスへの参入のほか、海外案件への投資など、市場の変化を見据えて事業戦略を練っていかなければならない」。

そこで同社は、経験豊富な人材の採用に力を入れている。主な業務は、今後建設する200MW強の太陽光発電所のプロジェクト管理や、保有する発電所の最適運用で、このほかにも、海外での発電所投資の経験や他の再エネ開発に長けた人材も歓迎し、再エネ関連従事者を増やし、第3の事業へと育てたい考えだ。

また、太陽光発電所で発電した電力は、いまのところ一般電気事業者へ売電しているが、今後は新電力への卸売りも検討しているという。数多ある新電力のなかから、どこと手を組むべきか、新たな人材の知見を活かしたいとしている。

佐野社長は、「エネルギー事業に関する総合的なノウハウを持った人材に、当社の再エネ事業のリーダーになってほしい。当社であれば、エネルギー分野で様々なチャレンジができるはずだ。電気主任技術者の資格を持った方も歓迎したい」と語った。

採用に関する問い合わせは、左記の同社総務部人事課まで。エネルギービジネスの経験やノウハウを持つ人材を山佐は求めている。