メガソーラーから住宅用まで全方位展開
世界首位ファーウェイが待望の住宅用蓄電設備発売
特高・高圧PCS拡充
同社は住宅用製品にとどまらず、特別高圧・高圧太陽光発電所向けの製品群も拡充している。その一つが、20年9月から出荷した直流電圧1500V対応の125kW機である。
同機種は、直流側の火災リスクを低減するヒューズレス仕様など従来機の強みを踏襲しつつ、単機容量アップでコストパフォーマンスを高めた特別高圧太陽光発電所に最適なPCSだ。補機損失を含めた最大変換効率が98.8%、防水防塵保護等級がIP66と高いなどの特徴を持つ。
さらに同社は、協力企業と連携し、PCSと交流集電盤や特高盤(リングメインユニット)、変圧器を組み合わせた一体型の設備を用意。施工費などを含めた太陽光発電所の総建設費の低減に寄与するに違いない。
また、高圧太陽光発電所向けでは、125kW機と同じ性能を兼ね備える同1100V対応の111kW機の販売を予定しており、4月より出荷する。全量売電用だけでなく、自家消費用でも活躍が期待できるPCSとなるはずだ。
そのほかにもファーウェイは、好評を得ている低圧太陽光発電所向け単相4.95kW機に加え、日本でニーズの高い自家消費用に適した三相20kW機も開発した。つまり、特高・高圧から低圧、住宅用に至るまで、全方位に特徴のある製品を揃えているのだ。製品探しに困ったらファーウェイを選べば間違いないだろう。