上里建設、埼玉県で初の系統用蓄電事業へ
サンテックパワージャパンがファーウェイ製品を提供
太陽光パネルDesigned in NAGANO
同社は顧客支援の幅をさらに拡げていく。たとえば、稼働から10年が経過する太陽光発電所向けのリパワリング(改修による出力増)提案では、PCS交換だけでなく、太陽光パネルの交換まで併せて行う。
というのも、太陽光パネルは10年で出力が10%低減するとも言われており、交換すれば発電量を高められるからだ。ただ、パネルサイズの大型化に伴い、パネルを交換するには架台まで変えなければならず、コストが嵩む。
そこで同社は、最新の太陽電池セル搭載の旧サイズパネルを製造するサンテックパワーからパネルを調達し、架台を変えないままパネルを交換する新たな提案を試みているのだ。
なお、同社は24年2月にFIP(フィード・イン・プレミアム制度)を活用した出力2MWの太陽光発電所を稼働させており、24年内には新たに2ヵ所、FIP太陽光発電所を建設する計画だ。FIP案件は事例が少なく、事業性を予見し難いだけに、同社は自らFIP太陽光発電所を運営し、データを蓄積して、先々はFIP発電事業者の支援も始める構えだ。
時代の変化に合わせて提案の内容こそ変えても、顧客第一主義の方針は決して変えないサンテックパワージャパン。EPC企業や発電事業者にとって、頼りになる存在と言えるのではないだろうか。