日本エネルギー総合システム 再エネ電源開発を加速
系統用蓄電所稼働へ
一方、日本エネルギー総合システムは、蓄電設備メーカーと系統用蓄電所の建設を進めている。同社はEPCやO&Mを手掛け、RE100電力が運用業務を担う形で24年度内に系統用蓄電所を稼働させる計画だ。
もっとも、日本エネルギー総合システムとRE100電力は、蓄電設備を用いた電力の最適な運用を見据え、22年度より2年間に亘って国の実証事業、『再生可能エネルギーアグリゲーション実証事業』に参画した。RE100電力は、システム会社と蓄電設備の管理・制御システムを、AI(人工知能)ベンチャー企業と電力取引市場の価格予測システムをそれぞれ開発済みで、同システムの運用を始めている。
黒淵社長は「金融機関や施工会社、AI開発会社などと協力して、今後も再エネ開発を進めていきます」と意気込む。
太陽光発電所や系統用蓄電所の開発を検討している企業は、日本エネルギー総合システムとの協業を検討してみてはどうか。