発電量7%向上!

注目のファーウェイ製リパワリングPCS

発電量7%増を確認

実際、出力計95MWに及ぶ太陽光発電所を運営する上里建設(埼玉県本庄市、戸矢大輔社長)が、ファーウェイのリパワリング用PCSの効果を確認している。同社は、15年7月にFITを活用して稼働させた直流出力1566kW、交流出力1MW太陽光発電所で、500kWの集中型PCS1台が故障したため、24年3月にファーウェイの125kW機5台に置き換えた。そのうえで、交換していない集中型PCSと、ファーウェイの125kW機5台を同条件で1ヵ月間の発電量を比較したところ、ファーウェイのPCSの方が、発電量が7%向上していたという。

ファーウェイのPCSについて、上里建設の戸矢社長は、「本発電所ではトランスなどの部品交換が不要なうえ、故障し難いほか、遠隔出力制御に対応しているスマートロガーがついている点も考慮すると、PCSはファーウェイ一択でしょう」と評価したうえで、「今回もファーウェイさんは迅速に対応してくれました。特に根拠ある発電量シミュレーション値を提示してくれたので、資金調達における金融機関との交渉が進めやすくなりました」と語る。

ファーウェイデジタルパワー事業本部パートナー事業部の松下祐樹アカウントマネージャーは、「お客様にリパワリング用PCSを提案する際は、発電量のシミュレーション値を提示させていただいています。当社では、アフターフォローまで責任感を持ってサポートいたします」と述べた。

これを機に、上里建設は自社保有の計95MWに及ぶ太陽光発電所で順次、PCSを交換し、さらには太陽光パネルの交換も進めていく方針である。というのも同社は、PCS交換と同様に、自社の太陽光発電所の一部のエリアを最新のパネルに交換し、既設のパネルの設置エリアと発電量を1ヵ月比較したところ11%向上したことを確認した。そのうえで、FITを活用しない〝非FIT〟の太陽光発電所を開発し、向こう3年で保有する太陽光発電所を計300MW規模まで増やす計画だ。

ファーウェイは、発電事業者やEPC(設計・調達・建設)企業向けに製品説明会を開きつつ、アフターフォローまで含めたサポート体制を整えている。リパワリングに興味のある発電事業者やEPC企業は、ファーウェイのPCSを検討してみてはどうか。

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