アンフィニ、上場に向け再始動!

子会社ジャパンソーラーを吸収合併 モジュール製造からEPC、IPPまで一気通貫

(左)親川智行 代表取締役CEO (右)上谷真也 取締役

アンフィニはEPC、IPPでも先行していた。09年から欧州でEPC事業を始め、10年からは台湾でも実施。ノウハウ、知見を得ているだけに、全量売電がスタートした国内市場でも、EPC事業、IPP事業を積極的に推進している。

親川氏は「買取り価格40円の案件は30ヵ所で70MW、36円案件は100ヵ所を予定しています。当社のEPCの特長は、モジュール以降の設備や配線のロスを低減して実際の売電量を高められること。モジュール発電量に対する売電量は85%前後が平均ですが、当社は89〜90%です」とし、新戦略について、「O&Mに力を入れます。住宅用太陽光発電システムの販売では新築市場への営業を強化する。さらにPPS(特定規模電気事業者)分野へ展開します」と語る。

矢継ぎ早に新事業を仕掛け、勢いに乗るアンフィニ。今後どう飛躍を遂げるのか。同社のイノベーションはまだ始まったばかりだ。